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ペットあれこれQ&A

上海では今どんな犬が人気なの?
    上海の町を歩いていると、まるで石獅子を思わせるような顔のペキニーズをよく見かけます。中国原産のペキニーズは、清の時代皇帝のペットとして宮廷で飼われていたといわれています。最近の上海はペットブームで、やはり一番人気は犬。それも最近は小型犬から中・大型犬へと人気が移行してきているそうです。上海郊外にある犬繁殖場で働くブリーダーさんに尋ねてみたところ、上海で今最もよく売れている犬種ベスト5はゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、シュナウザー、プードル、ポメラニアン。お客さんの購入の決め手となるのは価格、賢さ、そして外見。価格帯は2000元から6000元が主流だそうです。
   
犬にも流行のヘアスタイルがある?
    奇抜なヘアスタイルの犬、みなさんも街中で見かけたことがあるのではないでしょうか?今回ドウェラーが取材した動物病院のトリマーさんにお話を伺ったところ、やはり飼い主の遊び心あふれるユニークな注文がちらほらあるようです。最近特に多いのは、犬の長い毛を縛って立たせたり、プードルの白い毛をピンクや水色に染めてみたり…。ちなみに地元のペットショップや服飾市場では犬用のアクセサリーやチャイナ服、ブランド柄の犬用コートなども手に入ります。ファッショナブルな上海、お宅のワンちゃんも時にはおめかししてお散歩させてあげたら喜ぶかしら??
   
中国でペットを飼う時に忘れてはいけないことって?
    第一に大切なのは予防接種をきちんと受けさせてあげること。特に中国は狂犬病の発生危険地域となっており、自己防衛は欠かせません。これはペットの健康だけでなく、周囲の人間の健康にとってもたいへん重要です。また、上海市では犬を飼う際に公安での登録が義務付けられています。(猫その他のペットに登録義務はありません。)ペットを飼う際には現地の法律や地元のルールに従いましょう。飼い主がいずれ日本への帰国を予定しているのであれば、検疫に関する情報収集や準備も忘れずに。これを怠ると日本に連れて帰れなくなる可能性もあります。動物たちは言うまでもなくかけがえのない生命、ペットがどんな一生を送るかは飼い主の自覚にかかっています。たくさんの愛情を注ぎ、ペットの主人である責任感を持ちましょう。
   
ペットを預けることはできる?費用っていくらくらい?
    旅行や一時帰国など、少しの間家を空ける場合心強いのがペットのホテルサービス。上海市内多くの動物病院でこのサービスを行っています。一般的な価格は一日50元から。病院によってはお風呂サービス付、VIPルーム完備、猫に限りホテルサービスを提供といった所もあります。詳しくは各動物病院まで直接お問い合わせ下さい。
   
夜中に突然ペットの具合が悪くなった!どうしたらいい?
    今回の特集で紹介している動物病院の中にも24時間対応、もしくは夜間専用緊急電話番号を持っている病院があります。行きつけの病院の電話番号や、近所で夜間対応ができる病院をあらかじめ調べておくとよいでしょう。いざという時のため携帯電話などに登録しておくことをお勧めします。
   
ペットが死んでしまった…お葬式、お墓はどうしよう?
   

動物といえども家族の大切な一員、海外生活を共にしたペットとのお別れはひときわ寂しいものです。現在上海にはペットの火葬、お墓を提供している会社があります。ペットが死んでしまったら行きつけの動物病院にその旨を連絡するといいでしょう。病院側が火葬の手配を代行してくれます。上海市内の一葬儀店によると、ペットの個別火葬は300〜800元、お墓は共同墓1800元〜、個別墓4500元〜とのこと。人間と同様のスタイルで、簡単なお葬式を執り行うことも可能です。

   
動物にあげてはいけない食べ物って?
    犬猫など小動物に共通して、玉ねぎ、チョコレート、エビ・タコ・イカ類をはじめ、人間用に味付けされた食べ物は禁物です。人間にとってどれほど食欲をそそるものでも、小動物にとっては過度に塩分や糖分が多く、健康に有害な成分も含まれています。中毒反応を起こしたり、消化不良、栄養過多、貧血といったさまざまな病気の原因になり得ます。また当然ながら骨はあげてはいけません。飲み込みんだ骨がのどにささってしまうこともあり危険です。最近は栄養バランスに優れた多種多様なペットフードが販売されています。ペットの年齢と体格、体調に合った良質なものを選んであげましょう。
   
うちの犬に子供を産ませたいけどなかなか相手が見つからない…
    今回紹介している動物病院の中に、交配相手を紹介するサービスを提供しているところがあります。同じ犬種との子供が欲しい、血統のよい犬との子供がほしい、といった飼い主の要望に応じて相手探しを手伝ってくれます。また紹介のサービスとまではいわないものの、同じ病院に通う常連のお客さん同士で紹介し合うこともよくあるようです。行きつけの病院がある場合は、先生に一度聞いてみるとよいでしょう。
   
最近よくある犬の病気って?
    小型犬では腰を悪くする病気が多いとのこと、いわゆる「椎間板ヘルニア」です。症状として腰がふらついたり、歩行・排便排尿・運動障害が挙げられます。また前足、後ろ足、片足だけなどさまざまな形で麻痺や痛みが現れることがあります。脊椎の中の神経が過度な運動などにより圧迫されることが主な原因のようです。背骨に衝撃が加わるような激しい運動、散歩中無理に首を引っ張るといったことは避けるようにしましょう。
   
犬に必要な予防接種とは?
    伝染病や感染症予防、犬の健康維持に欠かせないのが予防接種。致死率の高い伝染病も、ワクチンによってその多くは予防できます。主要なものを簡単にご紹介しましょう。

二種混合 通常生まれてから一ヶ月以内にする予防接種。
六種混合 通常生まれてから二ヶ月頃にする予防接種。
七種混合 通常生まれてから三ヵ月後にする予防接種。

その後毎年一度。狂犬病予防を含みます。飼い主の皆さん、愛犬の健康を守るため、予防接種は忘れずに連れていきましょう!
   
狂犬病の感染経路は?
    発症した場合死亡率100%の恐ろしい感染症、狂犬病。犬だけでなく、猫、ネズミ、キツネ、人間にも感染します。また一度感染してしまったら今のところ治すことはできません。日本では1957年以来発生していないため過去の病気と思っている人も多いかと思いますが、諸外国では依然として発生しています。中国も例外ではありません。海外で感染し、潜伏期間を経て日本帰国後発症する可能性もあります。狂犬病の病原体であるウィルスは唾液中に存在するため、感染した動物に咬まれたり、傷ついた粘膜部分からのウィルスの侵入により人間に感染します。予防方法はただ一つ、愛犬の予防接種を徹底すること。一年にたったの一回です、忘れずに病院に行って予防接種を受けましょう。また予防接種を受けていない犬に近づいたり触れたりしないよう注意しましょう。
   
その他、特に予防に気をつけなければいけない犬の病気って?
    すでに述べたように狂犬病は犬だけでなく、猫その他の小動物にも共通した予防接種必須の病気です。ではその他にどのような恐ろしい病気があるのか、ちょっと紹介していきましょう。
犬ジステンパー:ウイルスによる犬の代表的な病気で、仔犬に多く発症。感染率、死亡率ともに高い。症状は、高熱、目やに・鼻水にはじまり、1〜2週間後に腰が立たなくなるなどの運動障害が現れたり、神経系や脳が冒されることもある。
犬伝染性胃腸炎:腸内に炎症を起こし出血をともなうことも。予防接種を受けていない幼犬が発病するケースが多い。死亡率は約60%。
犬伝染性肝炎:黄疸、貧血、角膜の白濁、体温上昇、呼吸困難などの症状が現れる。
   
寄生虫病ってどんな病気?
  狂犬病や肝炎など、ウィルスによって引き起こされる病気のほかに、寄生虫による病気の恐ろしさも忘れてはいけません。ここで代表的な二つを簡単に紹介しましょう。
フィラリア症:死亡率の高い病気。軽い咳に始まり、体重減少、脱毛、失神などの症状。原因は蚊を媒体としてフィラリアが心臓に寄生したことによる。予防薬の服用により予防可能。
回虫症 :犬回虫と犬小回虫の二種類。犬回虫症は子犬に多く、下痢、痙攣などの症状が見られる。犬小回虫症は生後4ケ月後以上の犬に多くみられ、食欲不振、過食、下痢、嘔吐などが見られる。糞便からの経口感染、もしくは胎盤感染が原因。小腸内で大量の回虫が寄生したため起こる。予防方法としては、散歩の時に変わったものを食べたりしないように監督する、他の犬や猫などの糞便に近づけない、夏場の蚊よけに注意する、定期的に病院に行って健康診断を行うことが勧められています。
   
妊娠中に猫とあまり接してはいけないって本当?
    本当です。猫に感染するトキソプラズマという微生物が妊娠中の女性に感染した場合、流産や死産、胎児の先天異常を引き起こす恐れがあるからです。トキソプラズマは生肉や猫の糞便に混じっていることがあるため、猫との妊娠中の接触はできるかぎり避けたほうがよいでしょう。トキソプラズマが人間に感染しても、通常は軽い熱が出るくらいで気づかないうちに抗体が作られていることがほとんど。成人の二割ほどがすでに感染し抗体をもっているともいわれています。問題となるのは、人が妊娠中に初感染してしまった場合の胎児への影響です。産婦人科で血液検査をしていますので、猫を飼っている妊婦の方は、産婦人科の先生に相談してみるとよいでしょう。
   


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