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中秋節と月餅
月餅の歴史 代表的な月餅 月餅の中身


月餅の歴史

毎年旧暦の8月15日は、中国民間の伝統的な中秋の祭りです。多くの人々は、中秋の頃の丸くて眩いほどに明るい名月を鑑賞しながら、家族円満を願いつつ、丸く象られた月餅を食べるのです。

その昔、地上は十個の太陽により炎の熱さでおおわれていました。そんな時[羽の下に廾/yi
]ゲイは、弓矢で九つの太陽を落とし、人々を苦しみから救ったのでした。
彼の勇姿を目にしたある仙人が、仙人となって月へ昇る薬をさずけたが、妻嫦娥を捨てたくなかった彼はその薬を飲まず、妻に薬の保管を頼みました。
 ある8月15日の事。ゲイ翼翡の弟子の逢豪が、ゲイが狩にでたすきをみて、妻嫦娥から薬を奪おうとしました。突然の事に気が動転した彼女はなんと薬を飲んでしまったのです。
 この日以来、ゲイは8月15日になると、庭に果物や菓子などを並べて、月の宮殿へと飛んでいってしまった妻嫦娥を想うようになりました。
この后ゲイの習慣がいつしか民間に広まり、時を超え、今の中秋節の祭りとなったのです。

中秋節の日、家族揃って夕食を食べたあと、月見をしながら月餅を食べます。この日、買ってきたり贈られたりして用意された月餅は、家のドアの外に神様への供え物として2時間程置いておき、祈りを奉げたあとに食べるという慣わしがあります。

 14世紀半ば、元王朝が中国を統治していた時代、モンゴル至上主義、漢民族差別政策に恨みを抱いていた漢民族が、モンゴル王朝を倒そうと考え、挙兵の日を印した紙切れを月餅の中に入れて兵達に配りました。そして、示し合わせたその日に彼らは一丸となり蜂起し、ついに朱元(王:章)が元王朝を倒し、明が成立したのです。
 そんな遠い昔からからも、人々の間に浸透しつづけてきた月餅ですが、現代に至って形や味などさまざまな変化を見せています。

月餅には大きく分けると、広式月餅と蘇式月餅の2種類があります。広式月餅とは、木型に入れて作られた硬い茶色い皮の一般的な月餅で、広州を発祥とし中国全土に広まったものです。逆に、蘇式月餅とは幾度にも重なった薄いパイ皮でできていて、蘇州を発祥とし広まったものです。この2種類の月餅は、同じ時期に作られましたが、月餅の中身の種類は広式月餅と比べると、蘇式月餅の方は
きわめて少ないです。他に、植物性の油や材料のみで作った精進の月餅やマンゴーや苺などの果物味の月餅などもあります。
 また最近では冷蔵庫で冷やして食べる冰皮月餅など、伝統にこだわらない新しい形の月餅も作られてきています。


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